初心者向け!植栽のお手入れのコツ
植栽のお手入れは正しい方法で行うことが一番重要です。間違えた方法で行った場合には、木を傷つける、成長に悪影響を与えるなどのことが考えられます。適した時期や上手に仕上げるコツなどについて、しっかりと把握をしておくことが求められます。
お手入れに必要な道具を用意する
まずは必要となる道具を揃えることから始め、ポイントを押さえて上手にお手入れをしていきましょう。
まず最初に必要となる道具は、木の大きさや仕上がりの形などにより異なりますが、まず第一にハサミが挙げられます。ハサミといっても様々な種類のものがあり、枝の太さや場所などによって使い分けるとスムーズにできます。
ハサミ類はオイルなどを使い時々手入れを行い、切れ味を保つことが大切です。ハサミでは切れないような太い幹、枝などを切る場合にはノコギリを使います。
高い場所は脚立があると便利です。高枝バサミを使うこともできますが、それでも届かないような背の高い木がある場合には用意しましょう。
忌み枝をカットする
切った方が良い忌み枝と呼ばれるものがあります。木の形を損なうような枝のことを指し、見た目の美しさを損なう、また木の成長を妨げる原因にもなりかねません。
まず垂直に立ち上がって伸びた枝は形を乱してしまいます。枝から下に向かって生えているものも同じような理由です。また他とは異なった方向に伸びたもの、幹を貫いて左右対称に生えているように見える2本の枝も見た目のバランスが損なわれます。
複数の枝が平行にのびているものは下の方が日当たりが悪くなってしまうでしょう。枝同士が絡み合っている、交差しているもの、木の根元から生えているものも本体の栄養分を取ってしまいます。
植栽の高さを決めて整える
初心者でも上手にお手入れをするコツとしては、まず第一に高さを決めることです。目的とする植栽の高さを決めることがまずは重要です。伸びた枝を切り、目的とする高さに整えます。木の上の方から取り掛かるとやりやすいでしょう。
高さを整えたら次は形を決めていきます。縦長や卵型、傘など様々な形がありますが、は初心者の場合には突然大きく形を変えるのは難しいです。現在の形を生かした上で、あまり切らなくても良さそうなものにするのが良い方法です。
そして最後に終わったら片付けや木のお手入れもしっかりと行います。しおれた花や枯れた葉っぱを取り除き、摘蕾と呼ばれる不要なつぼみを取り除くことにより、大きな花や果実を育てることができます。不要なわき芽を取り除くことにより、栄養の循環を助けることができるので、芽かきもしっかりと行いましょう。